バイト終わりアラタくんのもとに急ぐ萌。




また今日は裏口が使えなかったから




正面ドアからでる。



もし、



もし、また




写真見てくれてたりしたら…




いいのにな。なんてこと



思ってしまう。




ん?



向こうから、ガラ悪いオトコの子たちの集団。




って、思ったら



若業?



シャっ。柱の影に隠れる萌。



あ。つい条件反射で、隠れてしまった。




「おー?



ーアラタじゃん。



何やってんだよ。こんなとこで」



花壇に腰掛けてたアラタくんに気づく集団。



アラタくんのトモダチ?




「オンナでも待ってんのかー」



「あ、あれじゃね。



お前すげえ巨乳と付き合ってるらしいじゃん」



「あ、あれだろ。赤高の板垣萌だろ?」



何で名前とか知ってるのー?!




こわいんですけど。




「うるせぇよ。お前ら、声がでけえ。



付き合ってねぇし。



トモダチだよ。トモダチ。



はよ帰れ」




笑って流すアラタ。




「そんなこと言って、



揉んでんじゃねえのお?」



「わははは」って




下品。



また〝揉む〝ネタ。




私って、ほんとそれしかないの?





「揉んでねぇわ。違うっつってんだろ」




「マジかよ、



お前よく我慢できるねー、



俺なら問答無用で揉むわー」



「おれも。



あの乳はやばいだろ」



「お前も、ほんとは




揉みたくてヤバいだろ?」




聞いてられない。



どうしよ。



何で同性に言われるのと、異性に言われるの



こんな違うんだろ。



1人赤くなっている萌。



「おれ、そんな好きじゃねえもん。



巨乳。」



アラタが言った。




「お前ちっぱい派?」




「…そういえば、前のオンナも胸



小ちゃかったな。」



「うるせぇよ。



ヒトのオンナの胸



思い出してんじゃねえよ」



そんな話しして
 


笑っているアラタたち。