だって、まだ、高校生になって1年も経ってないのに…… 修学旅行だってまだ行けてないんだよ? それに…… 一番は、もっと、碧都と一緒にいたい。 まだ、碧都に「好き」って言えてない。 でも、私は、碧都の傍にずっといられるわけじゃない。 恋人どころか、幼なじみとしても友達としてすら、傍にはいられなくなる。 「そんなの……嫌だよ……っ、」 私は、枕に顔を埋めながら、幼い子供みたいに泣き続けた。