オオカミ社長と蜜夜同居~獣な彼の激しい愛には逆らえない~


「写真を差し替えたら、今より売れるはずだ」
「そうかな……」


半信半疑でしかない。


「サイトでプライスラインも見たけど、商品に見合ってない。もっと上げても十分売れると思うよ。自信を持て」


一慶にそこまで褒めてもらえるとは想像しておらず、ものすごく照れくさい。その言葉が、美紅の背中を大きく押す。


「いっくんに言われると、なんだかすごく自信がわいてくる」


なにしろ一慶は、第一線で活躍するデザイナーなのだ。その彼が言ってくれているのだ。尻込みしてどうする。


「美紅は単純だな」
「あ、ひどい。単純で悪かったですね」


ククッと笑われたが、言い返した美紅は満面の笑みだ。悪態をつかれたのにうれしいのは、いつも茶化して意地悪なことばかり言う一慶の笑顔が優しいから。褒められたのも相乗効果だろう。