自由に羽ばたくキミが

収録を終え、スタジオの下の階のレッスン室で次の日の歌番組の為の振り合わせをした後に向かった事務所。


照樹チームの数人と、咲名、チーム関係なく照樹と仕事を共にする数人が集まっていたので。


お疲れ様です、と合流したLIBERA。
腹減った、と顔に書いてある瑞希を見てクスリ笑う中田、おいでと手招き。


「お疲れ様、今から軽く打ち合わせ、その後君達は僕達と食事でも」


「お、やったね!」


「照さんやといっつもラーメンやからなぁ」


「おめーらラーメン好きだろうが」


「自分で食えますやん」


「中田さんは寿司か焼肉」


「腹減った」


相変わらず竜太、聡、瑞希が食い気、晴人と晃はそんな光景を見て笑うだけ。


「僕の連れてくお寿司か焼肉だって、結局は経費だからね?僕だって実費ならラーメンが多いよ」


謙遜なのか照樹を立てるためなのか。


居酒屋にも行くことはあるけれど、早い時間か瑞希不在、個人で仕事があったメンバーと現場が同じだった時が多いみたいで。


「補佐さんの歓迎会だと思ったんだけどなー」


「勿論やるけど、それはまた日を改めて。
…ご覧の通りもう少し気の利くワークウェアを買いに行くみたいで」


「え?…あー、はい。
せめて芋臭くないようには、と」


思いまして、なんて。
芋臭いとイジってるのはバレてる竜太、聡。


苦笑いでアハハー、と。
誤魔化し切れずに視線を泳がす。


「ダサさがお役に立てて良かったです、お寿司か焼肉楽しんでください」


「くくっ…補佐さんそれイギリス仕込みのブラック出てますね」


またそんな所で晴人、ブラックジョークと読み取り素直に笑うから。


「ありがとうございます、昨日の二枚目発言の時みたいにスベる所でした」


「ぅおおーい!関西人イジるなんてなかなかやないかぃ!」


「いえ、滅相もない。
ところで照樹さん、私もラーメンはちょっと」


「分かってるよ!寿司でも焼肉でも好きなとこ言え!」


お前までなんだよ!と少しイジける照樹をまたクスリ。
うそうそ、スーパー寄ってよなんて。


作るからいい、と咲名、結果1番質素。