「はい、麻酔は終わったよ。

結菜ちゃん、ごめんね、続きやっても大丈夫かな?

次は麻酔効いていて痛くないよ」


そう言いながら涙を拭ってくれる。


「………大丈夫…です」


「じゃあ、本番の針刺すよ。

グリグリとして気持ち悪い感じするけど、少し我慢してね」


うっ………
……気持ち悪い


「…じゃあ、髄液抜くから、

さっきより痛いと思うけど、頑張ろう」



「……やだ………やだ
しないの……グスン うッわーん」


この検査は髄液を抜くときが、死ぬほど痛いから、逃げようとするけど、看護師さんたちに固定されていて動けない。


「ごめんね……いくよ……」


この声と同時に背中に感じる鋭い痛み
逃れようとしても体は全く動けない。

「……いやぁ……やめて
グスン……もう…むり……ハァハァ………



なんか、呼吸が苦しくなってきたよ