ドアを開けると、
熱で顔が真っ赤で辛そうにしている結菜…

通院治療直後も微熱とかは出ていて
寝込んでいたことはあったけど

ここまで辛そうにしている結菜は
久しぶりに見て心が痛む…


入ってきた、俺に気がつくと

「…陽翔………今日はごめんなさい…」

そう言う結菜…

まだ叱りたいという気持ちも少しあったけど
反省しているみたいだし、何より辛そうだからこれ以上攻める気はない。

「………もう、怒ってないよ」

俺がそう言うと、安心したのか涙をポロポロこぼす。

そっと、結菜の涙を拭いながら

「今日だって…
何か理由があったんだろ?
もう怒らないから言って?」

そう問いかける………