「ああ、俺の勘違いだったなら悪い事をしたね。
つまるところ………三春さんは糸のことが好きなんだと思っていたから」
「え?」
「いや、そうじゃなかったのか。そうか、余計なことをした」
私が糸くんのことが、好き?
何をどう見たらそう思えるんだろう。
しかも、私が旭さんと会ったのはこれで二度目だと言うのに。何故こんな忠告めいたことを言うのか。
様になる仕草で、私の手にそっと旭さんが手を添えてきた。
私は手を引っ込めようとするが、旭さんがしっかり握りこんで来た為、諦めた。
憂いを含んだ目で私を見据える。何故そんな目で見るのか、当然ながら私にはわからなかった。
旭さんは実に言いにくそうに、恐る恐る口を開いた。
「俺は優美と糸が仲良くしている所を三春さんが見たら……その………傷ついてしまうんじゃないかと心配だったんだ」



