僕からの溺愛特等席



いつの間にか私も眠っていたようで、気づけば糸くんはもう居なかった。



 ベッド脇には私の服が畳まれて置いてある。


どうやら、洗濯してくれたみたいで、糸くんと同じ匂いがした。


畳まれた洗濯物の上に、メモがあった。



「下で喫茶の準備をしています。良ければシャワー使って下さい。
お昼ご飯を一階に用意しておきます。準備が出来たら降りてきてください」



 彼らしい非常に几帳面な字だ。


飾り気のない文章にもどこか暖かさが含まれていた。これは私の贔屓目かもしれないけれど。



 お言葉に甘えて、シャワーを借りた。



幸い、二日酔いも無く、案外私の身体は頑丈なんだなと誇らしい思いだ。



気分も頭もスッキリした私は、着替えて一階へ降りた。