僕からの溺愛特等席




まつ毛が長いなあ。



サラサラの黒髪はどんなお手入れをしているのだろうか、だとかドキドキする胸を抑えて必死に違うことを考えるようにした。




こういうのを浮いた話と言うのだろうか。


ぼんやりと考える。


いやでも、私たちはそういう恋人のような関係ではない。



 ついでに、何故、そういう関係でもない私たちが同じ布団で寝ているのだろうか、という単純な疑問にたどり着いた。



どういうつもりで私を隣で寝かしているのか、私にはさっぱり見当もつかない。



強いて言うなら、一人暮らしをしていると、ときどき無性に人肌恋しくなる



そういう人間に備わっている感情、つまり、寂しさを紛らわすためだろうか。



だけれど、本当のところは結局、本人にしか分からない。