しかし、僕に絆されてくれると数パーセントの期待を残していた野間さんは、 予想とは裏腹に白黒はっきりさせようと思い切ったみたいだった。 モノクロだった僕の世界に色を加えてくれたのは紛れもなく野間さん自身で。 しかし彼女は案外、残酷だ。 色づき始めた僕の世界を暗黒に塗りつぶすのもまた彼女なのだから。 冷蔵庫の陰にうずくまっている僕の視界に靴が写りこんだ。 ついに死刑宣告されるみたいだ。