とうとう病院の日

健診の結果持って家を出る

歩いて20分ほどで到着

楓「めっちゃシーンとしてるけど、やってんの?」

恐る恐る中へ入る

看「こんにちは! 体温測りますね。 今日はどうされましたか?」

楓「通院です」

看「体調お変わりありませんね。 中へ入って受付済ませてくださいね。」

楓「待合室誰も居ないじゃん! 落ち着かないわ…」

内科と書かれた診察券BOXに保険証と診察券を投函

待つこと10分

新「大竹楓さん、1番へどうぞ」

楓「こんにちは!」

新「はいこんにちは! お久しぶりです。元気でしたか?」

楓「元気かな?笑笑」

新「元気かな⁉︎ あと3日でお誕生日ですね。おめでとうございます。」

楓「はいありがとうございます。」

新「発作の方は起きたりした?」

楓「12日の深夜に息苦しくなって寝られなかったです」

新「あれ?確かその辺りって、台風来て太平洋に掠ったよね?」

楓「はい掠りました」

聴診器を耳にかける先生

新「洋服の上から失礼します。 はい吸って‼︎ 吐く‼︎ うん。大丈夫そうだね。 発作どめってなんか渡してたっけ?」

楓「メプチンあります。 でも、もう残薬ないです」

新「今、どこに住んでるんだっけ?」

楓「夜野です。 だけど、今夏休み休暇で帰ってきてます。」

新「夏休みなんてあるの⁉︎ 仕事何やってるんだっけ?」

楓「鉄道会社です」

新「国鉄だっけ?」

楓「湾岸線です」

新「湾岸線って第3セクターだよね? だけど蛭子とか多崎止まるよね?」

楓「停まりますよ」

新「勤務地どこなの?」

楓「木場です」

新「木場と言えば、川西臨海公園だね。先生この間川西臨海水族園行ってきたよ。って言うことは、変なお客さん来るんでしょ?」

楓「よく国鉄と間違えましたーって国鉄の切符持って来るお客さん来ますね。あれ面倒くさいんですよ笑笑」

新「国鉄じゃないのに国鉄の車両使ってるからね。先生もこの前、千住で筑波乗っちゃったよ笑笑 多崎から地下潜って木場の方にどうやって出るんだっけ?」

楓「西雲から地上に出て木場に行きます」

新「あーなるほどね。西雲なんて読めないよね。先生大学のOB会で西雲行ったことあるんだよ」

楓「そうなんですね」

しばらく沈黙が続く…

楓「先生?」

新「うん?」

楓「この間、健診やったら食物アレルギー見つかったんですよね笑笑」

新「用紙見せてください! 健診でそんなの分かるの?」

楓「ちょっと気になってやったんです」

新「オプションで?」

楓「はい。20,000ぐらいしましたが笑笑」

新「言ってくれれば保険でやったのに⁉︎」

ごめんなさいー笑笑

楓「ミルクと牛肉と豚肉なんですけど…」

新「あーホントだ。 てか喘息だからアレルギーすごいね! 自覚症状あるの?」

楓「ミルクは口にすると下痢が2週間ぐらい続きます」

新「ミルクね? アレルギーで来るのとあとは乳糖かな? 肉類は自覚症状ないなら食べていいよ! ミルクと言っても沢山あるけど? バニラアイスとか大丈夫なの?」

楓「食べてないんで分からないです。ホットケーキはダメなんですけどね。」

新「ホットケーキは牛乳すごい含まれてるからね。半生みたいなのがダメなのか。」

楓「ケーキ食べられないじゃん…」

新「そんなに食べたいなら下痢しちゃうけど食べてみたら?面白そうだし笑笑」

煽るとか酷ーい。

楓「えー。そういう問題?」

新「ヨーグルトは大丈夫なの?」

楓「ヨーグルト食べたら大変なことになりました」

新「量によるな。あと成分。 牛がダメなんだね。体が毒だと思って出しちゃうから…口にしなければ大丈夫だけど、食べるなら摂りすぎないように気をつけてね。」

楓「はい分かりました。」

新「ゴキブリとかガはあれだけど、動物ダメなんだね? 猫アレルギー酷いな…これ数値振りきってるんじゃん!」

楓「実家に猫飼ってるんですよ笑笑 昨日帰ってきたんですけど、クシャミ、鼻水すごかったです」

新「クシャミ,鼻水ね」

楓「今度同期とパフェ食べに行くんで楽しみです笑笑」

新「男の人に声かけられるんだ。 焼肉とか誘われたら私アレルギーで食べられないんです。って断るのも手だよ。」

出た、心配性笑笑

楓「そうですね。」

新「じゃあ薬出しときますからまた無くなる頃に来てください。」

楓「はい。ありがとうございます。」

荷物を持って診察室の扉開けようとしたら、先生が振り返る

新「毎日ネズミーの格好したお客さんと戦ってるんだね?」

楓「そうなんですよ笑笑 私ディズニー行きたいんですよ!」

新「アフターイヤーとかだったら行けるんじゃない? すぐ近くだし」

楓「日勤だったらいけるかもしれないけど、泊まりメインなんで…」

新「泊まりなの?」

楓「はい。駅に24時間います。」

新「大変だ。 お大事にね!」

楓「はい笑笑」


「今年も誕生日祝ってくれて嬉しかったな笑笑
雑談長かったけど。 先生が高そうな白衣着てたのもビックリした笑笑」



お会計済ませて薬局へ

病院裏側の一部に暖簾が付いていて窓が開いている

よく見るとPCR検査で使うらしき道具が見える

薬を貰って薬局を出る

楓「うん? なんか先生ピンクのガウン着て駐車場で話してるし。」

先生が歩いて向かって来る

嫌な予感

新「寒いね?」

話しかけられたー笑笑

楓「はい寒いです」

新「セーター暖かそうだね?」

楓「風がスースーするんでめっちゃ寒いです笑笑」

新「寒いから気をつけてね! お大事に!」

もー心配性すぎ‼︎

楓「はーい笑笑」


楓「頼むからガウン着て話しかけて来るのやめて欲しかったな笑笑 コロナうつるやん笑笑」