歌って。運命の赤い糸 ~ずっと会いたかった~


胸を撫で下ろす。

ホッとすると、足の力が抜けてしまって
しゃがみこみそうになる。

「とっ!」

それを上手く支えてくれる彼。

今更ながら、抱き締められているような状況に
顔に熱が集まるのを感じる。

「大丈夫?」

顔を覗き込まれる。

「だ、大丈夫です!!」

咄嗟に距離をとってしまう。

「た、助けていただいて
ありがとうございます!!」

「どういたしまして!!君、名前は?」

「間宮 咲です!高校2年生です....」

「おっ!同い年!!....こんな時間に女子が1人で
帰ってんの?....危ないよ」

「は、はい....」

色んな事が恥ずかしくて、
顔が見れない!!

と、耳元で声が。

「この人だよぉ~!咲の運命の人ぉ~!!」