「遥、大丈夫?」

眠っているかもと静かに近づくと、遥が何かを言っているのに気づいた。



「……な…ちゃ………は…な……ちゃん……」



…はなちゃん?



「今の遥さんの女かな〜?」

「遥は二股なんてしないでしょう。…朔夜じゃないんですから。」

「湊都さんそれは酷いっすよ〜!」

「事実を言った迄です。」



二股…ってことは遥、付き合ってる人いたんだ。

いや、予想はしてたけどやけに私に構ってくれるからもしかしたら居ないのかも、なんて思ってたから。