「…ダメなんだよなぁ、あんなんじゃ。」


男は舌なめずりして、写真立ての少女を見つめる。




「はやく俺の元に……」


そう呟いて男は写真立ての中の少女の身体に舌を這わせた。



その顔は、表情は、狂気で。






「…………早く、早く早く早く早く!!」






───気がつけば男は、写真立ての少女を粉々にしていた。











「あーあ…壊れたか。」













No side end