* 「ん、、あれ、私、、」 目を覚ました女の子は辺りを見回しながらそう呟いた。 「おはよう、水瀬さん、いや、ひより。 あなた体育館で倒れたのよ。覚えてる?」 眼鏡をかけたポニーテールに髪をまとめた女性が たった今目が覚めたその子に向かって声をかける。 「あ、私、また、、」 ようやく状況を理解したその子は目を伏せうずくまる。 「大丈夫よ、私が守るから」 頬を撫でるその女の声は もう一度深い眠りについた彼女には届かなかった。 *