「とりあえずもうそろそろ颯太来るから」 「えっ、呼んだの?!やだやだ!今会いたくない!」 慌てて駄々をこねだす陽菜に いいから少し待ってろ、と いじけだす陽菜の頭にポンと手を置き、 颯太の分のお茶を用意した。 それから5分もしないうちに 「駿!」 とノックもチャイムもせずに戸を開けて駆け込む颯太。 全身汗びっしょりで、息も上がっている。 「おまえなぁ、いくら鍵開けてあるとはいえノックくらいしろよな」 ふっ、と鼻で笑いタオルを投げる。