その時…新人の男の子が書類を持ってきた
私の隣で親しく喋っているのを見て
話が終わると



「君…名前は⁇」



と彪迓が聞いた




「お…大谷です」




「大谷くんね…覚えておくよ」




と冷たく言った




彼は代表の冷たい言い方にビビっている
他の社員もビビっていた




とっさに嫉妬だと思って思わず




「彪迓!うちの若い子を脅さないで!
仕事がやりにくいでしょ!」




と睨んだ




彪迓はすぐにバツが悪そうに




「すみません」




と謝ってきた




嫉妬してくれるのは嬉しいけど
仕事がやりにくい…