食べ終わると今までの経緯を話してくれた



涙が止まらない



まさかそんな病気になっていたなんて…
当時は私も新人で仕事を覚えなければ
いけなかったし…結婚の準備もあったから
余裕がなかった
でもそれは言い訳
もっと彪迓の事を考えていれば…



「ごめんなさい
私が気がついていたら…」



抱きしめられて



「俺が望んで結婚も決めたんだ
君に負担をかけさせたくなくて病気の事も
隠していた
全部俺が勝手に決めた事だ
きちんと話をしていれば…
俺の方こそごめん
静流に辛い思いをさせてしまって…」



「ううん…そんな事ない
ごめんなさい
貴方を忘れられず…私…川島を利用してた
川島で自分の寂しさを埋めようとしてた
川島はいつも励ましてくれた」



私は川島の事を話した