すぐにアメリカの姉貴に連絡をした
姉貴はすぐに帰国した
そして両親にも話をした



問題は静流の事だ



親は静流の事を考えたら別れた方が
いいと言った



そうだよな
もしこのまま俺がいなくなったら…
いや俺が静流の側からいなくなるなんて
考えられなかった
そんな事考えたくなかった




俺は静流なしでは生きられない
別れるなんて…考えられない




残酷だけど静流には言わないで
病気と闘おうと思った
もしもなんて考えなかった
静流の隣で生きようと決心した
だから姉貴にドナーを探してもらう事にした
姉貴の彼氏はアメリカでドクターをしていた
だから色々聞いたり、俺なりに病気に
ついて調べたりした



ドナーが見つかって元気になったら
"実はさあ"なんて
笑って言えるかもしれないと思ったから


浅はかな考えだった…