「俺…入社した時から静流が好きだったんです
でもね静流は先輩に一目惚れをして
それを俺に相談してたんですよ
そしたら先輩も静流に一目惚れして
俺に相談してきたんですよね…
2人から相談されて実は辛かったです」




そういえば俺は川島が静流と同期だから
彼女の気持ちを聞いて欲しいと相談
したんだ




「2人とも相思相愛で俺の出る幕はなかった
だったら2人を応援しようと思った
だから自分の気持ちを隠して応援したんです
だけどあの結婚式で先輩は姿を消した
静流はボロボロになって見てられなかった
そんな隙を狙ってあいつの側にいたんですよ
酷い奴ですよね俺って…
あわよくば静流が俺の者になればって…
でも静流は先輩を忘れられなかった
あいつの部屋に行くと先輩の物があって…
見るたびに辛かった…
俺は静流に利用されてもいい
静流の側にいられるならって思ってました
先輩お願いがあります」



涙を拭いて真っ直ぐに俺を見た