奏「美咲ちゃん、挨拶しておいで?」
湊「みさき!頑張れよ!」
春「俺らがいるから大丈夫だ!」
類「頑張れ」
みんなの顔を見て大きく頷いた。

蓮の隣に立つ。
蓮「…美咲、挨拶」

ちょっと緊張するな。
やっぱり下に降りよう。
手すりに手をついて下に飛び降りる。

下っ端くんたちがザワザワとする。
すうーはー
『初めまして。知ってる人もいるかと思いますけど、私は蘭龍の元姫の神崎美咲です。けどあれはただの噂で私はいじめなんかやっていません。信じてくれたら嬉しいです。これからよろしくお願いします!』

お辞儀をして顔をあげると、あまりよく思っていない人がたくさんいた。
下っ端「なんでまた蘭龍の元姫を…」
下っ端「最悪な元姫なんだろ?」
やっぱりそうだよね…。簡単に認めてくれるわけないか。