孤独なお姫様

結局、類以外の連絡先が入った。
湊「類は?入れねーの?」
類「…必要ねえだろ。女なんて白龍にいらない。」
春「ちょ、類。流石に言いすぎだろ…」
…女嫌いって感じ。けどそこまで嫌われる意味がわからない。

奏「る『あのさ、なんでそこまで嫌われなきゃいけないわけ?』
いきなりの私の言動に全員が固まる。
類「…あ?」

『あんたがどんな目に遭ってきたか知らないけど、少なくとも私はそーゆー女とは違うから』
類「口だけならなんとでも言えるよな」
『…自分で決めつけてるだけなんじゃないの?』
類「…」
『同じ目に遭うのが怖くて一線引いちゃってるのは自分でしょ。それじゃ何も変わらないよ。』
類「お前に何がわかんだよ…分かんねえだろ」

この人はたぶん…裏切られるのが怖いんだ。
いつまでもそれじゃ、誰も分かろうとはしないんだよ。