孤独なお姫様

蓮「…ずいぶん乗り慣れてんだな」
あ、やっちゃった。

『こ、これはあれ!昔小さいときにお父さんがよくバイク乗せてくれて!』
蓮「へえ。」
咄嗟についた嘘。けど、たまにだけどお父さんが乗せてくれたのは本当。

蓮「…じゃあ行くぞ」
エンジンがかかりスピードがあがる。

…はやい。
景色がどんどん進んでいく。
湊「みさきー!」
私たちが乗っているバイクの横に湊がぴったりついて走っている。

湊「気持ちいいだろ!」
『すっごい気持ちいい!』