「え?」


「いや、なんか萌桃の名前聞いたことあんだよなー。なんかうちの学校で…いや、なんでもない」



??
私蒼とは会ったことないと思うけどな、


「ていうか、俺ら血繋がってないからな。」




「…私のこと好きにならないでね?」


「それはどーかな笑
…へぇ。」


蒼の顔が少しニヤついた。悪い顔だ



「もし好きになった場合は?まあ俺初恋まだだけど」


「は?」


「もし萌桃が俺のこと好きになったら?」


そう言いながら私に近づいてくる。
後ろに下がるがすぐ壁まで来てしまい逃げられないように固定された。


「ま、学校で悪い虫がつかないように俺が守ってやるよ」


こ、こいつ…チャラいわ



「別に…もしもの事があったら投げ飛ばすし」


私、弱くないから

そういうと蒼は耐えられなくなったのか吹き出した


「お前、おもしれー」

「あんた、女の子の対応慣れてるね」