キミに恋なんてありえない!?






え?



「…蒼?」



え、え、なに?


ほんとに嫌なんだ!?




「…なに、そんなに嫌なの?」



少し意地悪したくなった私は蒼に言った。

蒼は顔を赤くして目を逸らした。

なんでかそれが嬉しい。




「お姉ちゃんが取られるみたいで嫌なの?
…それとも、嫉妬??」



ニヤニヤしながら蒼に聞くと


「いった!」


頭をコツンと叩かれた。



すると蒼は先に階段に登っていってしまった。


…顔真っ赤じゃん。

胸の鼓動が速くなった。




蒼は走りながら「…嫉妬だよ」と小さい声で言ってるのは聞こえなかった。