震える声で心愛の手から逃れる。 やだ、触られた。 泣きそうになる。 触らないでと手を払った私の行動にびっくりしたのか蒼からの視線を感じた。 眼中に入れたくない。 それだけで、ずっと俯くことしか出来なかった。 そんな私を面白がったのか心愛の行動はエスカレートしていく。 耳を塞ぎたくなったが、羽瑠と柊くんに怪しまれるのでできない。 さっきからずっと心愛は蒼に話しかけている。 蒼をけがさないでと思う私は最低だ。 こんな汚い心じゃ昔に戻ったみたい。