「萌桃さすが!めっちゃ美人だね!」 「あ、凛ちゃんだよね?久しぶり」 凛ちゃんは前の学校で1番仲良くしてくれた子。 正義感が強くてふんわりとした笑みを浮かべる凛ちゃんは昔と全然変わってない。 「……萌桃」 また聞き覚えのある低い声がして顔を上げると 「え、かな!?」 幼馴染の要がいた。 「かな……?それって……」 蒼の声がして、蒼を見ると眉間にシワがよっていた。