蒼と言い合いしていると画面にドアップの幽霊の顔が映し出された。 「ひっひぇっ!!」 急すぎて心臓に悪い…… 思わず声を上げ、蒼の服の裾を握った。 「ぅっ…ひっ」 恐怖はだんだんエスカレートしていく。 蒼の顔は怯えのおの文字も知らない。 「う、わぁ!!」 怖さのピークがきて無意識に蒼に抱きついた。 「うおっ、萌桃?」