年下くんの甘い毒。



◇◇

大橋くん…、健斗は本当にマメに連絡をくれた。


インターハイを控えた私たちは中々会う時間は取れなかったけど、


部活終わりの帰り道は電話したりして、そのおかげかいつも近くに健斗がいる感覚だった。


会えない時間が愛を育てると言うけれど、一理あるかもしれないと思わされた。


だって今、すごくワクワクしてる。


インターハイが終わってようやくオフが貰えた今日、会うことになっていた。


デートの前に緊張するなんて、初めて彼氏が出来たとき以来な気がする。


緊張のドキドキと、やっと会えることへのドキドキ。


何を着て行こうかなって、鏡の前で服を合わせたりして。


「いや、キャラじゃないわ…」


結局最初に選んだ服に着替え、待ち合わせ場所に急ぐ。


久しぶりに会うのに遅刻なんてしてられない。