朝食をお腹いっぱいに食べたあと、身支度をするために部屋に戻った。
改めて部屋を見てみると、未来の部屋はうちのリビングよりも広い。
アクセサリーの棚にはネックレス、指輪、ピアス、時計と種類ごとに分けられていて、お店のように数も多かった。
お姫さまのようなドレッサーにはガラスの香水瓶とカラフルなマニキュア。
未来が可愛いのは当たり前だ。だって、可愛くあるために未来はお金を惜しまない。
「これも亜美のものだよ」
まつりはハンガーにかけられている制服を指さした。
未来の制服は今まで何度も見てきた。
紺のブレザーに、膝丈のスカート。赤いチェックのリボンが可愛くて、私は見るたびに羨ましいと思っていた。
この制服が着られる。
夜間じゃなくて、ちゃんとした昼間の学校に通える。
こんな夢のようなことがあっていいの?
嬉しくて、胸がぎゅっとなった。



