幽霊高校生のまつりちゃん



それから数日が過ぎて、今日は週末の日曜日。

バイトは休みだけど、起きる時間もやることも変わらない。

ゆっくりしたいと思っても、休日は悟史と由美が家にいる。


「ほら、できたよ」

「わあ……美味しそう!」

お昼ご飯にふたりの大好きなチャーハンを作った。休日でもこうして妹たちの面倒で1日が終わってしまうので、自分の時間はない。

ふたりはよほどお腹がすいていたのかチャーハンをがっつくように食べていた。

悟史はもう大人と同じ分量の食事をするし、由美だってずいぶんと色々なものを食べるようになってきた。

その成長は姉としてすごく嬉しいけれど……正直、食費はかなりかかる。先月に買ったお米がもうない。

……どうしようと肩を落としながらも、姉弟たちのせいではないと気丈に振る舞った。


「ねえ、チャーハン食べる?」

私は静かにお母さんが寝ている居間の(ふすま)を開ける。


「うーん」

気だるい返事をしたあと、お母さんはゆっくりと起きてきた。


「亜美は食べないの?」

「……あーうん。あんまりお腹すいてないから」

「そう」

本当はお米が足りなくて自分のぶんまでは作れなかった、とは言えない。

まあ、夕方にはスーパーに行って買いにいく予定だし、1食抜いたからと言って死ぬわけじゃない。