幽霊高校生のまつりちゃん



そして、放課後。私は璃子たちにまた食べ放題に誘われた。

今日はランチではないので値段も高いし、なによりどうせ行ったところでドリンクバー係をやらされるだけだということは分かっている。


「ごめん。晩ごはんは家で食べなくちゃいけなくて……」

私は勇気を出して初めて誘いを断った。


「まじか。わかった。また今度ね」

「う、うん。ばいばい」

すんなりと受け入れられて、璃子たちはそのまま教室を出ていった。


はあ……と胸を撫で下ろしたあと、すぐに不安になってみんなの鍵アカをチェックした。


【夜ご飯は家でw】 

【小学生かよ】

光の速さで嫌味が書き込まれていた。


私が彼女たちに言えないことをつぶやくとすっきりするように、きっと私のことをいじることでなんらかのストレス解消になっているのだと思う。

百歩譲って、私のことをつぶやくのはまだいい。

でも卒アルの写真を載せたりするのは本当にやめてほしい。


なぜかこの前も中学の体育祭でひとりぽつんと浮いている写真がアップされていて、どこから手に入れたのだろうと調べると、璃子の交流関係の中に私と同中の人がいることがわかった。

せっかく知り合いがいない学校を選んでも、スマホさえあれば簡単に繋がってしまう。

便利だけど、同時に凶器でもあると思う。