こんなことでまつりを呼び出すなんて、他の人が聞いたら笑うかもしれない。
でも、私にとっては重要なことだ。
あの三人がなにを呟いているのか。
私のことをどう思っているのかを知りたくて夜も眠れない。
「はい。見れるようにしたよ」
「え……?」
まつりは私のスマホに触れていない。だけど、確認すると本当に鍵アカの中身を相互フォローしていなくても見れるようになっていた。
なんだかあっという間に願いが叶ってしまって拍子抜けしてるくらいだ。
私はすぐに画面をタップしてみんなのつぶやきを確認した。
【今日例の人は中学の友達と遊びにいくらしい】
【そもそも友達とかいるの?】
【わざとプリ撮ってきてよって言ったw】
【絶対撮ってこないwってかうちら以外といるところなんて見たことないし】
早織のつぶやきにコメントしていたのは谷野ちゃんだった。
……鍵アカを隠されていた時点で予想はしていたけれど、いざ書き込みを目の当たりにしてしまうとやっぱりショックだった。
もちろんつぶやきは今日だけではない。
指をスクロールさせて遡ると、次々と私に関する書き込みが出てきた。
【ってか、なんであいつだけ星野くんにフォローされてんの。うざー】
【ドリンクバー係がいると楽w】
【たまにつけまつ毛浮いてる時あるよね。みんなで笑いこらえるの必死だわ】
璃子の鍵アカには彼氏や家族への愚痴もあったけれど、面白おかしくつぶやいているのは私のことばかりだった。



