スタイルを良くしてもらっただけじゃなくて、顔も小顔にしてもらい、雑誌に載っていたモデルと同じメイクをまつりにしてもらった。
凛とした姿勢のまま席に座っていると、すぐに男子たちが寄ってきた。
「山中、どうしたんだよ。なんかすげえ変わったな」
私のことを男扱いしていた人たちだ。
前は色気ねーよなって肩を組んできたりしてたのに、今は遠慮がちに机の周りに立っているだけ。
「そうかな?」
「しかも声も違う!」
「はは、気のせいだよー」
私はうっすらと浮かぶえくぼを強調しながら、口元に手を当てて笑った。
そんな様子を見ていた涼香と翼くんと目が合った。私は逸らさずにニコリと返す。
自分の容姿に自信があるだけで怖いものがなくなる。今はどの角度から見られていても無敵だ。



