幽霊高校生のまつりちゃん



「ねえ、それって……鍵アカ?」

みんなのつぶやきを見逃したくない私は、三人がSNSに投稿した時にだけ自分のスマホに通知がくるように設定していた。

どう見ても璃子はなにかを書いているのに、私のスマホには通知が来ない。

となると、今開いているSNSは私の知らないものということになる。


「そうだけど」

「な、なんかみんな鍵アカ持ってるよね! 私もやろうかな」


「やればいいんじゃない?」

「…………」

璃子はずっと素っ気なくて、一度も私のことを見なかった。


なんで同じグループにいるのに、こんなに寂しく感じてしまうんだろう。

たった一言でいい。

『鍵アカを作るなら、じゃあ、そっちのアカウントもフォローするね』って言ってくれたら、不安は解消されるのに……。

それさえも言ってはくれない。

私が見られないSNSで一体どんなことを呟いているのか。

隠されれば隠されるほど、どうしても中身を確認したいという気持ちが強くなった。