「四人分なんて、ひとりじゃ大変でしょ?」
「え、あ、ありがとうございます……」
星野くんの優しさをどう受け止めたらいいのか困ってしまって、かなりぎこちない返事になってしまった。
「若菜ちゃんって、大人しいんだね」
「……え、そう、ですか?」
「うん。っていうかなんで敬語? 俺たちタメだよ」
「そ、そうですよね」
「ぷ、はは。若菜ちゃんって面白いね」
からかっているのか、笑われているのかは分からないけれど……。
ただの軽い人だと思ってたことが申し訳ないくらい、星野くんはいい人だった。
「ねえ、若菜ちゃんってSNSとかやってる?」
ドリンクを準備し終わったあと、星野くんはポケットからスマホを取り出した。
「う、うん。やってるよ」
「じゃあ、フォローするね」
そう言って、星野くんは本当に私のSNSを見つけてフォローしてくれた。
星野くんのSNSを確認すると、人気者だけあってフォローもフォロワーの数も桁違い。モデル仲間らしき人ともたくさん繋がっていて、見た目だけではなく彼のアカウントも華やかだった。
そのあと星野くんと一緒に部屋に戻り、なんとか私は合コンを乗り切ることができた。



