幽霊高校生のまつりちゃん




それから学校では終業式を迎えて、冬休みに入った。

私たちは駅で待ち合わせをして、目的の神社まで電車で向かった。

それは聖学の近くの神社で、合格祈願のご利益があるという有名なお守りが買える場所だ。

受験シーズンということもあって、神社は学生たちで混雑していた。

やれるだけの勉強はしたので、あとは神頼みという考え方はみんな同じ。


まずはお参りをして、しっかりとお賽銭(さいせん)もしたあとお守りが売ってる社務所へと並んだ。

数に限りがある合格祈願のお守りを求めて、すでに長い行列ができていた。


お目当てのお守りは志望校に受かる=花が咲くという意味からピンク色をしている。

これを求めて地方からも買いにくるらしいし、私も友香に誘われなくても訪れる予定でいた。


「わあ、向こうに甘酒が売ってるよ! あ、出店もある! いいなーいいなー」

私たちが列に並んでいる最中、まつりはというと人混みをすり抜けてお祭り気分ではしゃいでいた。