幽霊高校生のまつりちゃん



そして、模試当日がやってきた。

昨日は友香がうちに泊まったので、そのまま会場である市街の大学へと向かうことになった。


「亜子、大丈夫?」

「う、うん」

実は塾で流行っていた風邪を少し前にもらってきてしまっていた。

熱はなかったので大丈夫だろうと、昨日も夜更かしして友香に勉強を教えた結果。今朝起きたら喉がガラガラで、おまけに微熱も少しある。


……ああ、最悪だ。

それでも模試を休むという選択肢はなかったので、私は市販の薬を飲んで会場入りした。


入試に近づけた問題が出る模試には、たくさんの人が参加をしていた。

事前に自宅へと送られてきていた受験票を持って受付を済ませると、私と友香は同じ教室だった。

試験時間は各教科50分。

模試で受けた教科の点数を元に偏差値を出して、自分が受験する志望校に受かる有望なラインが分かるというシステム。主にA、B、Cと三段階で判定結果が出る。

Aは合格有望圏、Bは合格可能圏、Cは合格努力圏。

去年、中学二年生を対象とした模試を受けた時、聖学への合格はB判定だった。

今年こそはAを取りたい。

いや、そのために勉強をしてきたのだからAでなければならない。


……自信はあるけど、体調が悪い。

とにかく今までしたことを信じてやるしかないと、ぼんやりとしている頭を働かせて試験に挑んだ。