幽霊高校生のまつりちゃん



そして次の日。朝のホームルームでは各高校の説明会の日程が担任によって発表された。

説明会は強制ではないし、行かなくても受験内容には響かない。

けれど、その高校の教育方針や部活動。卒業生の進学実績などについても話を聞くことができるので、ほとんどの生徒は希望する高校の説明会に参加する。


「亜子は聖学の説明会に行くの?」

ホームルームが終わって、予定表を持った友達たちが机に集まってきた。


「秋以降にもう一回行く予定になってるから、来月のには行かないよ」

「え、ってことはもう行ったの?」

「うん。六月のやつにね」

その時に少しだけ入試問題の傾向などの情報も得ることができた。

すでに聖学の在校生とも顔見知りになり、「早くおいでよ」と言ってくれている先輩もいる。


「亜子なら絶対聖学に合格できるよ。でも亜子があの制服を着るようになったら、ますます高嶺の花になっちゃうな」 

「はは、そんなことないよ」

「高校に行っても変わらずにうちらとも仲良くしてよね」

「当たり前だよ!」

みんなと騒がしく雑談している中で、友香は自分の席に座ったまま説明会の紙を見ていた。


「ちょっと、ごめんね」

友達の輪から外れて、私は友香の側に行く。