ちなみに零と奏太はタメで、亜紀斗は1個年下だ。



「もう皆五月蝿い!もうちょい静かに選べませんかねー」



流石に五月蝿くて、私は3人に注意した。



「ゴメンよーひな。ひなはどれがいいの?」



と聞いてきたのは零。




零は私のことを「ひな」と呼んでくれる。




多分紗季の影響だろう。



「なんでもいい!」



私は投げやりに言った。



チョコレートを少しでも好きになろうと、私はこの買い物に付き添う事にしたのに。



結局近づいてもいない。



もちろんチョコには罪はないんだけどね…