「もう俺の部屋行く?」
「……部屋?」
「今のうちに抜けるよ」
グイッと手を掴まれて、意を唱えることさえ出来ないまま、白坂くんに連れ出される。
待って待って……。
白坂くんの部屋って、全然心の準備が出来てないのに。
「悪いけど、我慢出来ない」
そんなことを言われてるのに、私の鼓動はすぐに白坂くんに反応する。
「お、おい!? お前らどこ行くんだよ!?」
「ケンタッキー!? まだ罰ゲームしてないでしょー!?ズルしてるぅ!」
「ケンタッキーって、若宮さん誰のこと!? 白坂か!?」
走り去ろうとする私達に、今度は涼太と若宮さんと崎田くんの声が追ってきた。



