それなのに白坂くんってば、
「全然大丈夫じゃなさそうなんだよね」
余裕をたっぷり含んで答えた。
白坂くんめっ………!
「えっ、まさか……やっぱりいたのね!? 怪しい奴!」
「澪ちゃん、まさかって……?」
「誰かにつけられてるような気はしていたからな? これでも目を光らせてはいたんだが、逃げ足だけは速かったみたいだな」
……さすが鷹村くんだ。
崎田くんの気配にとっくに気づいていたみたい。
……てか、その本人はさっき若宮さんとそちらへ向かった人なんですけど。
「まだ遠くには行ってないはずよ!」
「ああ。こんなプールじゃ奴も丸腰だろう。追うか」
丸腰って、最早ふたりがなんかの捜査官に見える……。
私を置いて、パタパタとスライダーの方向はと駆け出していく。
ていうか、私の心配は……!?



