「惜しげも無く涼太くんの前で見せやがって」
「白坂、くん?」
先ほどよりも不機嫌さを隠すことなく言い放った。
「……ふざけんな。バカほど可愛いくせに、自覚がないとかタチが悪い」
「なっ……なに言ってるの……」
白坂くんが大胆にも顔を近づけてくるから、私の心拍数はたちまち上昇する。
結局、白坂くんといると危ないことに変わりないんじゃ……?
「俺の言うこと聞ける?」
「ちょ……っ、白坂くん……」
近い……。
呼吸も、白坂くんの少し濡れた身体も近すぎる。
「そしたら今だけは解放してあげるよ?」
口角を上げた白坂くんはすでに勝ち誇ったみたいに笑った。



