【完】白坂くんの溺愛は危ないことだらけ



「そうー! 一番怖がってたから罰ゲームー!」


「ちょっと若宮くるみ! いくらなんでも無茶ぶりでしょう? 可哀想じゃない!」


「えぇ、でもぉ、みんなのジュース買ってくるだけだよぉ? それが罰ゲームだから優しいでしょう?」



どんな罰ゲームかヒヤヒヤしたけど、それなら問題ない。



「わかった! 私も喉渇いたし、買ってくる」



戻ってきたら白坂くんにきちんと話そう。



「俺も行く」


「ううん! 白坂くんはいいの……っ、ここにいて!」


「は? なんで」


「罰ゲームは罰ゲームだからね……! すぐ戻るし、本当に大丈夫!」



ありがたいけれど、もしもさっきの男が白坂くんに絡んだりしたらって思ったら、みんなと一緒にいてくれた方が安心だし……。



なにより、こんなに楽しそうな白坂くんに嫌な思いをしてほしくないもん。


腑に落ちない顔をした白坂くんだったけれど、私はその場を離れて売店へと走った。