「行ってらっしゃいーーー!!」
逝ってらっしゃい!?
逃げ場などなくなった私を乗せた浮き輪は、スタッフの言葉を最後に勢いよく滑り出す。
「いやあぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!」
トンネルの中を猛スピードでが急降下していく。
「ぷっ。ビビりすぎ」
余裕たっぷりな白坂くんが、後ろから私の身体を抱きしめた。
ドキッ!
白坂くんの腕が私の胸の下を強く抱きしめるから、今度は違った意味で心臓が飛び出しそうになる。
「そんなに怖がられても、可愛すぎるだけで笑っちゃうんだけど」
「なに言ってるの白坂くん……っ!! ぎゃあぁぁぁぁ!!!」
半端じゃないスピードでぐるんぐるん回る身体。
ここ、プールのスライダーだよね?
私には三途の川が見えそうだ………。



