「違うよ……っ、今のは照れてたとかじゃなくて……水着姿が恥ずかしいからで……」
やばい……白坂くんが笑顔なのに、それが逆に怖いんですけど。
「そんな妬かなくても、誰もコイツの水着なんか見てね………」
──ドカッ!!
「いってぇぇぇぇぇ!!!」
……え?
いきなり涼太が脇腹を押さえてうずくまる。
「どうした?」
すっとぼけた顔をした白坂くんを、涼太がキッと睨んだ。
「白坂凪……テメェ……」
もしかして今のって……白坂くんがやったんじゃ。
涙目になる涼太を見て、「いい顔だね?」と白坂くんが満足そうに、にこやかに呟いた。
「ねぇねぇ! みんなでスライダーやらない?」
「おっ。そりゃあいいな。ここのスライダーは高さもあるし、スリルがあっていい」
若宮さんの突拍子もない提案に、鷹村くんがすぐに賛成する。
若宮さん、涼太の心配はいいのか……。



