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放課後になり、私と白坂くんは中間テストの勉強をするため図書室へと向かった。
テスト期間というだけあって、図書室を利用している人は他にもいる。
窓際の席に並んで座ると鋭い視線を感じた。
ああ……最悪すぎる。
私と白坂くんが座った席から遠いところではあるけど、パンツの見えそうな先輩がこっちを睨んでいた。
「あ、あのさ白坂くん……」
パンツの先輩が、と小声で伝えてみる。
これじゃ勉強どころではないからだ。
「場所変える?」
「でも、教室は結構みんな残ってたから……」
白坂くんの彼女仮になってからすごい見られるようになって、そっちの方が勉強どころではないし……。
「じゃあ俺ん家来る?」
「えっ、白坂くんの家!?」
「ふたりきりだよ?」
ニヤリと笑う顔が妖しくてぶんぶん首を振った。
そういえばひとり暮らし?って、前にあの先輩から聞かれてたような……。



