ワクワクしながら、それが上映される場所へと目指して歩く。 「あれ、一番うしろの席だ」 そしてチケットに書かれた番号の席へ向かうと、なんと一番うしろだった。 「そうだよ。 実は俺、映画だと一番うしろの席が好きで」 あまり席が前すぎない限り、特に席にこだわりはなかったため、橘くんのこだわりを聞けてなんだか嬉しかった。 私はあまりにも彼のことを知らなさすぎるのだ。 「一番うしろだとなにか違うの?」 自分からも知っていこうと思い、橘くんに質問してみる。 私なりに頑張ったつもりだ。