「橘くんって……料理もできるんだね」 「姫野さんの夫として、必要最低限の家事はできるようにならないとね。まさか姫野さんと一緒に料理を作る日が来るなんて……感無量だよ」 足手まといになるか不安だったけれど、むしろ橘くんは嬉しそうで安心した。 ハンバーグだけではなく、スープとサラダも作る。 思ったよりも早く作り終わり、ちょうど夕飯時に食べ始めることができた。