「ほのちゃん、もしかして"またやったの"…?」
湊の表情は呆れ半分、怒り半分といった感じだ。
「だって…膝から血出てるのにすごい真剣な顔で告白されてさぁ〜」
「だからってー…」
「見た目もすごい爽やかな人だったから、そんな事ないと思ったのっ!」
私は男子から変な目で見られる事が多い。
無駄にでかい胸に、美形の両親の遺伝であろう。
だから私は、外見だけじゃなくて、身体目的でもなくて、しっかりと中身を見て好いてくれら人がいい。
さっきの瀧くんにそう期待をしてしまったのだが……
「それでも、確かめる為に無闇にキスするのは良くないよ」
湊の言うことはごもっとも。
それでも私はこの"力"を利用して確かめてしまうのだ。
私の事を"本当の意味で"好きになってくれたのかと。